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『観る⼈を魅了し、
誰かの⼼に棲みつく
忘れられない⼀本を─』
「丁寧な画⾯作り」を合⾔葉に、
スタジオカフカでしか作れない
アニメーションを
⽬指して、
観てくれた誰かの⼼に棲みつくような
作品を作り上げます。
INTERVIEW社員インタビュー
2024年に制作、アニメーターとして
⼊社した同期お⼆⼈に、
学⽣時代のことや現在のお仕事について
お話ししてもらいました!

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「やりたいことをやるのが⼀番幸せ」
- ――お⼆⼈は2024年⼊社の1年⽬同期ですね。アニメ業界で働くことを意識したのはいつ頃からですか?
- S.H.(アニメーター) 私は絵を描くことが好きだったので芸術学部がある⼤学のアニメーション学科に通っていました。授業で初めてアニメ制作をした際に、キャラクターが動いたときの感動というか達成感がすごくて。イラストだと1枚の静⽌画だけど、アニメはそれを動かすことができる。キャラクターが⽣きている感じを⾃分で描ける感動もあったし、それがうれしくて「これなら⾃分も続けられる」と思って、就活のときもアニメーターに絞って受けました。
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- O.R.(制作) 早いうちから⼀貫していてすごい……。私は⼤学院で天⽂学を専攻していて、アニメとは全く関係ない勉強をしていました。⼀般的な進路はそのまま研究者になる⼈がいたり、⼤学の教授になったり、教職に就いたり、あとはIT系やコンサル系もいて結構バラバラではあるけど、アニメ業界に⾏った⼈は聞いたことがなかったですね(笑)。私はアニメ業界に絞って就活をしましたが周りと違いすぎて、友達に「どこを受けているの?」と聞かれても、めっちゃ濁していました(笑)。
- S.H.(ア) すごい。理系の院⽣から、どうしてアニメ業界に⼊ったのか気になる……。
- O.R.(制) もちろん院に進んだときは、アニメ業界に⾏くことは考えていませんでした。ただ、そもそも院に⾏った動機が「研究者になりたい」というよりは、ただ単に天⽂学が好きで、もうちょっと⻑く勉強したいから進学しました。⼤学院に⼊ったときは⾃分の興味が天⽂だったけど、就活するときにはそのベクトルがアニメに向いていて、かつ仕事として⾃分がやりがいを持って⻑く楽しめそうだと感じたのがアニメ制作でした。なので、外から⾒たらすごく⽅向が変わったように思われるけど、⾃分の深いところにある芯としてはあまり変わっていなくて。「⾃分が⼀番熱を持てることをやる」というのが続いているだけなんです(笑)。
- S.H.(ア) めっちゃ分かりやすいし、好きなことを仕事にしたっていうのが伝わる!
- O.R.(制) 仕事を選ぶ際に年収とかで選ぶこともあると思う。でも、⾃分の性格的に、やりたいことをやるのが⼀番幸せだと思っていて、それが今も続いている感じかな。
- ――もともとアニメは好きだったんですか?
- O.R.(制) そうですね。⾒るのはすごく好きでしたけど『作る』を考えたことはなかったです。でも、『ヴィンランド・サガ』というアニメを⾒たときに「このアニメを作っているのはどんな⼈なんだろう?」と作る側に興味が向いて、そこからアニメ業界という選択肢が⼊ってきました。
- S.H.(ア) それが今ではちゃんと仕事にしているからすごいよね。『ヴィンランド・サガ』の総作監をやっていた阿⽐留隆彦さんと同じ会社にいるし!
- O.R.(制) 受かったから良かったよ(笑)。他の業界は受けていないし……。
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「3年⽣の3⽉までにはポートフォリオを完成させたかった」
- ――アニメ会社はたくさんありますが、その中でスタジオカフカに⼊社した理由はなんですか?
- O.R.(制) きっかけは好きな作品がツインエンジングループに多かったことです。あとはグループ会社なので、いろいろなスタジオがあって幅広く楽しめそうと思いました。私はツインエンジングループには絶対に⼊りたいと思っていて、企画にも興味があったのでツインエンジンも受けたんです。でも、結果的に⾃分はカフカに来てすごく良かったと思っています。
- S.H.(ア) 私は業界研究を結構しました。アニメ業界って下請けもあれば元請もあって、数だけで⾔うと500社ぐらいか、それ以上あると思います。まずはどんな会社があるかを調べて、気になったところは作品を⾒たり、エントリーの時期を調べたり。そこでカフカが作っていた『魔法使いの嫁』を⾒たときに、「丁寧な画⾯作りがすごい」「⾃分もそういうのを作りたい」と、作品の傾向が⾃分に合っているなと思ってカフカを受けました。
- O.R.(制) アニメーターさんは実⼒の世界だし、制作とは違う⼤変さがありそう。
- S.H.(ア) たしかに業界研究のときに雇⽤形態とかも調べたかな。アニメーターは業務委託のところも多くて……。でも、それだと現実的に⽣活が厳しいから、できれば契約社員か正社員のところに⼊りたかった。カフカはアニメーターも契約社員だったので、そこも⼤きかったですね。O.R.(制)さんも⾔っていたけど、ツインエンジングループなので安定⾯もありつつ、グループ内とはいえスタジオごとのカラーが結構違うので、いろいろなことに挑戦できそうだなとも思いました。
- ――かなり業界、企業研究をしたんですね。実際に動き始めたのはいつ頃ですか?
- S.H.(ア) アニメーターだとポートフォリオが必要なので、⼤学3年⽣のはじめ頃には素材を集めたり準備を始めました。3年⽣の3⽉までにはポートフォリオを完成させたかったので、実際に作り始めたのは1⽉頃からです。最近はアニメ業界も就活が早くなってきていると聞いていたので、春休み中には各企業のエントリーのタイミングを調べて⼀覧にまとめました。私はエントリーだけだと20社ぐらい送りましたね。
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「やりたいことをやらせてもらえる環境」
- ――今は⼊社して約10カ⽉がたちますが(取材時点)、最初に⾏った仕事を教えてください。
- S.H.(ア) ⼊社してから9⽉ぐらいまでは週1で外部の研修に⾏っていました。研修課題をやりつつ、お仕事をもらい始めて最初は他社作品の動画をやりました。
- O.R.(制) 制作は研修がないので先輩の仕事を⾒ながら、できることをやっていきました。夏ごろにグループのスタジオがやっている作品の1パートをカフカで担当して、そのときに先輩と⼀緒に⼊らせてもらったのが最初だったと思います。
- S.H.(ア) 制作さんはスケジュール管理とか、データを組んでくれたりしてすごく助かっているんですけど、正直どんなことをしているのか詳しくは分かっていなくて……。
- O.R.(制) まずは社内外のアニメーターさんに電話やメールで声をかけて⼀緒にやってくれる⼈を集める。集まったら各作画さんと打合せをして、お願いする部分を割り振っていく感じでしたね。その後は定期的に連絡を取って素材を回収していく、というのをやりました。
- ――10カ⽉たった今はどんなことをしていますか?
- S.H.(ア) アニメーターは動画の研修が終わったら、新卒全員で原画試験を受けました。みんな合格できたので、最近は原画のお仕事に⼊っています。他社作品では携わった動画や⼆原が公開されたことはあるけど、⾃社作品ではまだなので、⾃分が携わったカフカの作品を画⾯で⾒ることを楽しみに頑張っています。
- O.R.(制) 動画を数年やるところもあると聞くから、カフカは結構早くから原画に挑戦できるよね。
- S.H.(ア) 私たちがアニメーター新卒採⽤の1期⽣なので例がなくて難しいですが、早めに原画試験を受けさせてもらえる会社はあんまりないのかな。動画のノルマをクリアしてから原画試験という会社もあるらしいけど、カフカでは早めに挑戦させてもらえています。
- O.R.(制) 上⻑や先輩が結構フランクで、若⼿の希望をくみ取ってくれる感じがあると思う。
- S.H.(ア) やりたいことをやらせてもらえる環境ではあるね。若い⼈が多い会社だから、上⻑も話しやすいし。
- O.R.(制) そうだね。それは制作も同じ。私は昨年から制作が始まったテレビシリーズの担当を1話持たせてもらっています。あとは劇場版の作品も担当していて、今は素材管理や各所への連絡などをしています。
- ――最後にこれを読んでくれている就活⽣にメッセージをお願いします。
- O.R.(制) 就活をしていて⼤事だと感じたのが、⾃分の中での優先順位を明確にすることでした。仕事をする上で何に⼀番重きを置きたいのか、何が⼤事なのかを明確にした上で就活すると近道でもあるし、幸せな⽅向に⾏けると思います。就活は⼤変だけど、頑張ってほしいです。
- S.H.(ア) 私もたくさん受けましたが、今⾃分が好きな作品をやっている会社だけにとらわれないでほしいです。もし、⼤好きな作品をやっているから、という理由で⼊っても作品は終わっちゃうかもしれない。なので、そこに固執せずに、会社の雰囲気や作⾵、⾃分が作りたいものに近い作品を作っている会社を探してみるのもいいんじゃないかなと思います。それに、アニメーターだったら⾃分が楽しく描けるのが⼀番です。ツインエンジングループだけでもスタジオはたくさんあって、それぞれ個性があるので、⾃分に合うスタジオはきっとどこかにあると思います。




SCHEDULE先輩社員の1日&1週間


- 11:00 出社
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11:15 動画作業
動画で描いた線が完成画面に出るので、とても重要な役割です
- 14:00 ランチ
- 15:00 動画作業
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17:00 動画修正作業
動画検査さんから素材のチェックをいただいて、漏れや直す箇所がある場合は修正を行います
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17:30 第2原画作業
ラフの原画などを作画監督修正に合わせて清書していきます
- 20:00 退勤



SWIPE







WORK SPACE
GALLERYオフィス環境
COMPANY会社概要
株式会社スタジオカフカ
- 所在地
- 東京都中野区中野⼆丁⽬24番11号 住友不動産中野駅前ビル 14階
- 設立
- 2020年10⽉14⽇
- 代表取締役
- 成瀬晃⼀
- 事業内容
- アニメーションの企画・開発・制作